今回から、ハンターカブには
ビッグタンクが装着されています。
もう残量を気にして、冒険を諦めることもありません。
辿り着けるかどうか?少し不安ではありましたが、幸運にも迷うだろう数々の分岐で、偶然対向車があったりして、すんなりと着くことが出来ました。
この広場から川へ向かって降りていくと、簡易的ですが脱衣所もあり、服を入れるカゴやら風呂桶やらがきちんと整理されていて、地域に愛されている温泉だとすぐにわかりました。
この日は平日でもあり、そして夜間には間違いなく凍結する道路・・・・・ おまけにこの寒さとなったら、そうそう訪れる人はいないだろうと踏んで、秘湯近くの広場にて設営。
あまりにも寒いので、灯油を入れたウィスパーライトに火を入れました。
既にガスライターは、手のひらで暖めないと点火することは出来なくなっていました。
そうして訪れる、誰もいない秘湯の夜。
静寂と闇と、孤独の夜です。
暗闇の中、一人川辺へ降り、ヘッデンとランタンの灯りを頼りに温泉へと向かいます。
氷点下の中、全裸になるには少し勇気がいったけどw、湯船につかり、一息つくと得も言われぬ贅沢な時間に包まれました・・・・
月夜の中、
ハリケーンランタン の灯りで入る
秘湯 ・・・・・・・ 勿論、貸切です。
日本酒のビンを温泉に浸し、熱燗にしてチビチビとやる・・・・・・
まさに思い描いていた至福の時間、そのままの風景でした。
僕は最高の夜を手に入れたのです。
幸せなひと時の後、テントへと戻り、夕食をいただきました。
今日は、こいつを持ってきて正解だった。
その後、もう一度・・・・・ そしてまたしてもw 秘湯を十二分に楽しみ・・・・・
その都度、日本酒を持ち込んだので、知らぬ間に泥酔してしまっていたのでした・・・・・・w
早朝・・・・・
あまりの寒さに目が覚め、たまらずウィスパーに火を入れました。
とっくに灯油は使い切ってしまった為、ハンターカブのサブタンクから、赤ガスを補充。
ハンターカブもカチコチですw
もう全裸になる勇気はありませんでした・・・・・w
日が昇るのを待って、外に出てみると・・・・
朝日に照らされた鶴見岳?が、とても美しく感じました。
撤収の前に撮った写真が、この旅でのお気に入りの1枚に(^^)
そうして秘湯の野営地を後に、晴天の中、再び美しい林道を走り出します。
既に時刻は、午前9時を回ってしまっていたのでした・・・・・・
*秘湯の温泉名はあえて伏せさせていただきました。 周辺は携帯も圏外であり、何かあっても喚けど叫べど助けは来ません。 過去に周辺で女性が殺害されるという事件も起きています。 野営はひっそりと。 くれぐれも自己責任で・・・・
後編へつづく・・・・
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