1月5日・・・・・ 旅6日目
最終日の霧島高原の夜明け。
いつもの朝のように、コンタクトを入れ、ボディシートで顔を拭き、歯を磨く・・・・
そして、2日ぶりに髭を剃った。
熱いコーヒーを入れ、軽く朝飯を食い、パッキング。
パッキングを終えた
ハンターカブ を眺めながら、よくぞ、30年前製造の・・・・ しかも
110cc という小排気量バイクで色々と走ってきたものだw と今更ながら思う。
今回の旅では、泥濘にハマり、持ち上げて脱出した事もあった。
けど、僕にとってはこれで旅するのがなによりも面白いんだから仕方がない。
朝の
霧島温泉街を走り出す。
今朝は、この旅で一番寒さを感じた朝だった。
テントもシュラフも、朝露でビショビショになってしまった。
朝靄の霧島を駆け抜ける・・・・・
今朝は、朝の4時前から、キャンプ場の周りを年配の女性達が散歩をしていた。
君達、黙って歩けよ(怒)!!!ww
それにしても、霧島一帯は何度走っても気持ちが良い。
冬の朝ということもあって、心なしか空気も澄んでいる気がする。
そして・・・・ 昨日までの自分とは打って変わって、完全に気持ちは
帰宅モード へと切り替わっていました。
今回の旅は、霧島の夜で終わってしまっていたんだ・・・・・と思います。
県道と広域農道を繋いで、一目散に北を目指す。
広域農道では、こういう場所で休憩して行きました。
霧島高原を出発して4時間後・・・・・・
宮崎県延岡市の 「
道の駅 北川 はゆま」に到着。
なんか、久々にまともな食事をしたような気がしました(笑)
そして霧島を出発してから、6時間後・・・・
ついに、四国へと渡る
大分県の佐賀関港へ到着。
なんだか、狸にでも化かされたような気分でした(笑)
だって、鹿児島から6時間で、もう四国へと帰ることになってしまうんだから・・・・・
70分の船旅・・・・・
どうしても、この時の心境が思い出せない・・・・・・
きっと、魂の抜け落ちた廃人ような様相だったのだろうと思いますw
下船準備時に、縛られたハンターを見て、あぁ、あと2時間走らなきゃ。。。っと思い出す始末でした。
たった5泊6日の旅でしたが、酒ばっかり喰らって堕落してしまう、いつもの正月にはない物凄く充実したエキサイティングな日々でした。
思い切って良かった。 寒波に負けなくて良かった。 本当に楽しかったのです。
大袈裟ですが、普段連休以上の休みが取れない僕にとっては、追い求めていた夢のような自由な時間でした。
が、それもこれも僕を理解してくれて、嫌な顔一つせず、送り出してくれる嫁さんのおかげなのは言うまでもありません。
普通なら、行けないと思う(笑)
この後、暮れゆく瀬戸内の海を横目に、無事に午後6時過ぎに帰宅。
帰宅後の2時間程は、愛犬が傍を離れなくて困ってしまいました(笑)
本日の移動ログ
そして、この旅での総走行距離は
1228km でした。
なんと、
2泊3日(+船中2泊)で行った能登半島よりも少ない走行距離でした(笑)
最後に・・・・
【使用した旅道具達】
[テント] HILLEBERG SOULO
[シュラフ] ナンガセンターZIPバック 600DX
[マット] サーマレススト Zライト ソル
[火器・暖房] Coleman exponent 550B
[ランタン] メイン:snowpeak.たねほおずき
ヘッデン:BlackDiamond ストーム
[クッカー] ストームクッカーブラックバージョンS の ソースパン2つにケトル。
キャプテンスタッグ ハイフロン加工 フォールディングフライパン16cm
モンベルシェラカップ
[椅子・テーブル] Grivel トレッキングチェアー soto フィールドホッパー
[移動] TRAIL110 ハンターカブ
[無くてもよかった] 椅子とケトル
[あったら良かった] 特になし。
設営・撤収が簡単で頑丈なテントは、2日間続いた暴風の中での就寝でも、あまり心配することがなかった。
マットは雑に扱ってもパンクの心配もないし、片付けも簡単。寝心地や冷え対策は、マットの下に脱いだ衣類を敷く事で解消。
シュラフの足元にはハクキンカイロを入れた。
水の貴重な野営時の為に、調理後の片付けの楽なテフロン加工のクッカーを使用。(ウェットティッシュで拭くだけで済ますためw
ケトルはなんとなく持って行ったが、必要な水だけを沸かした為、結局出番がなかった。
朝晩、顔を洗うのにも水を使わず、いつもボディシートを使っていた。
水は、ハンターカブのベトナムキャリアに挟んだ
1Lのナルゲンボトル に常に満タンにしておくように心がけていたので、野営で困ることはなかった。
燃料の心配のいらない(サブタンクの赤ガス使用)、プレヒート不要、そしてどんな低気温でも安定してとろ火も効くガソリンバーナーは、調理時にも便利で、狭いテントの暖房(要換気)にも必要充分だった。
唯一、
スノーピークのたねほおずきが、バッグ内で何度か放電を繰り返して、不満なモノだった。
バイクの走行中は、AC電源でモバイルバッテリーを充電し、夜はそのモバイルバッテリーで、デジカメやスマホ、ニッケル水素電池(LEDライト等)の充電を行ったが、あまり走らなかったので充電出来ず、つねにカツカツだったww
焚火等は、風と寒さで設営後はほぼテント内で過ごしたので、まったくやろうとも思わなかったw
道具なんて人それぞれスタイル・趣向によって、まったく違うものだし、僕自身でも近場にキャンプへ行ったり、仲間とキャンプする時はまた違ったものになります。
なので、記載することにあまり意味を感じませんが、今回の記録の一部として残しておきたいと思います。
これまで、長々と長文・駄文にお付き合いありがとうございました。
またいつか、こんな旅が出来ることを・・・・・・
2015年 南九州への旅 おしまい。
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